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メイスンとは

フリーメイスンリーとは、何よりもまず一つの生き方に他ならない。

例えば、家庭内のやさしさ、事業において示す誠実さ、社交上の儀礼、仕事上での公平、不幸な人々への憐れみと心遣い、悪に対しては抵抗し、弱い人々を助け、悔い改めたものを許し、隣人を愛して、主催者たる己の神を敬う、そういう形而上的な生き方を学ぶ一つの方法でもある。

 

フリーメイスンリーとは何か

メイスンは単なる互助会でもなければ、保険、共済などを目的とした団体ではない。また、メンバー個人へ何らかの利益をもたらす為に作られたものではない。確かにメイスンは困難に直面しているメンバーに対して様々な方法で援助を与えることはある。また、メンバーへ人類への奉仕の大切なことを教えてはいるが決して慈善団体そのものではない。

メイスンリーは宗教心の尊重を教えるが、それは「自ら遇せられたことを欲するが如くに他をも遇せよ」という黄金律を教える。フリーメイスンリーは全ての人々との間の兄弟愛と不滅の信念とによって、善き心根を持つ人が更に善くなるようにと念願しているからである。

フリーメイスンリーは道徳の諸原則を教えるに当たって、象徴として、職業的メイスンリーが用いた各種の工具を使用する。それらはメンバーが日常生活にも応用しなければならない基本美徳、即ち「兄弟愛」、「救済」、及び「真実」の三つの徳目を可能な限り心に焼き付かせる為に用いる手段である。

メンバーとして入会後、様々な事を学ぶ中でこれらをより深く理解していく事となる。

高い理想

メイスンは、その発生の当初から、文明というものがもつ真正で最高の理想実現の為に闘い続けてきた。メイスンの栄えるところ常に、この理想の実現まで今一歩という域に到り、人類の精神生活は最高の水準に達しました。

フリーメイスンの教理

フリーメイスンの教理は倫理的な諸原則であって、誰にでも受け入れられる性質のものである。

フリーメイスンは他者に対する寛容を教える。

フリーメイスンは人種、国設、宗教、信条による差別を排し、人類の普遍性を尊重する。

フリーメイスンは兄弟愛の絆で結ばれた人々の団体である事を誇らかに宣言する。

フリーメイスンは事業を営んだり政治活動を行ったりする事によって、メンバーの利便を訴えようとはしない。

フリーメイスンは一党一派に偏るような事案を議する為の場ではない。

深遠なる教理において公明正大であり、広く全世界に知れ渡った団体である。団体、結社の自由の無い共産圏諸国においてさえそれは知られている。

メイスンと宗教

フリーメイスンリーは宗教ではない。また、宗教の代わりの役割を果たすものではない。

誰でも己が信ずる神がいることであろう。メイスンは各々が信ずる神を尊重する。けして宗教を押しつけるような事はない。

過去から現在に到るも、フリーメイスンリーが宗教であると思われる方がいるが、これは誤解である。

フリーメイスンリーは宗教的教義や僧職組織を一切保有しておらず、また、独自の救いの道を説くこともない。また、メイスンリーはキリスト教諸派、ユダヤ教、その他の新旧いかなる宗教団体から派生したものではない。そのどれかを信望したり、補助的な役割を演じるものもない。

メイスンリーでは何らかの信仰を持つ事が要求されているが、個々のメンバーの信仰でしかなく、けしてメイスンリー独自の信仰ではない。メイスンは己の宗教的信条に従い、自ら信仰する自由を持っている。即ち、メンバーがキリスト教徒たると、仏教徒たると、ユダヤ教徒、ヒンズー教徒、イスラム教徒、プロテスタント、カソリックたると一切を問わない。

 

メイスンリーは秘密結社ではない

多くの人々がフリーメイスンを秘密結社と思い込んでいるが、噂言葉の一人歩きに過ぎない。フリーメイスンは決して秘密結社ではない。

何故ならメイスンリーは自己の存在と会員名を隠していないからである。また、このWeb Siteをご覧のように誰でも知り得るからである。

また、フリーメイスンの目的、目標、及び原理、教理、理想にいたるも秘密にしようと試みられた事はない。メイスンリーは「兄弟愛」、「困窮者の救済」、及び「真実」という幅広い基礎の上に構成され、存在している団体である。

フリーメイスンリーの憲章は一般に公開されおり、その規約も閲覧自由である。日本グランドロッジの憲章と規約は日本政府へ提出され、どなたでも閲覧が可能である。メイスンに関する書物も一般に広く公開され、それらは図書館で読むこともできる。

確かにフリーメイスンリーには、メンバー間の特別な認識方法や、独特の儀式など一般の方々には知られていない事柄も存在している。この点に関して秘密結社であると論ずる者もいるが、メンバーになれば自ずと取得する事柄であり、いかなる団体、組織に存在するものである。

フリーメイスンは広く知られた公開結社として存在している。

メイスンは政治活動をしない

メイスンはロッジ内において決して宗教問題や政治議論を行わない。また、いかなるロッジも、特定の宗教、政治活動を目的とした人物、特殊な信条を持つ入会希望者を特別な優遇、優先的に受け入れることはしていない。

個人としてのメイスンは何事においても自由であるが、ロッジにそうしたものを持ち込んではならない。しかし、個人としてのメイスンは積極的に市民活動に参加するように促されている。それはあくまで個人としてである。

メイスンの社会活動

メイスンはそれぞれロッジに属し構成される。役員を選挙によって選出しロッジを運営する。そしてロッジは、その構成メンバーに出来る範囲内で、何か地域社会に貢献するような有意義な活動を行うよう奨励されている。

例えば、国立ロッジにおいては、国立市主催の子供向けの各種イベントへの支援、他のロッジにおいては、学生向けの進学支援、孤児院、養護施設、盲導犬訓練など、メンバーが独自の意見、アイディアを出し合い、一丸となって実行する。こうした活動は個々のロッジが独自に判断し、メンバーの総意にて行われるものである。

メイスンと家族

フリーメイスンは家族の絆を尊重するようメンバーに教える。

家族の利害を超えたところにフリーメイスンリーがあるのではない。何よりも家族を大切に、そして尊重する。善き夫であり、善き父親であり、善き息子である事がメイスンとしての生きる上で大切なのである。

メイスンには親縁団体に女性で構成されたイースタン・スターという団体、男子のティーンエイジャー向けのデモレー、女子ティーンエイジャー向けレインボーガールズなどの男女青少年向けの団体もありメイスンの家族の絆を強める一助となっている。

国立ロッジでは、年に数回、家族イベントを実施しメンバー間の親睦を深めると同時に家族、支援していただいている女性の方々との絆を強める活動も行っている。また、そうした一般公開のイベントにはメイスンに興味のある方も参加する事ができる。

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